水族館甲殻類図鑑-イガグリガニ(Paralomis hystrix)

イガグリガニはイガグリのような丸い体型に棘が生えた見た目をした深海に生息するタラバガニの仲間で、変わった見た目から水族館で展示されることも多いです。

食用としても利用されていますが、漁獲量が少なく産地で消費されることがほとんどです。

 

 

イガグリガニについて!

イガグリガニは甲幅が15cm程度にまで成長する十脚目タラバガニ科エゾイバラガニ属のカニです。

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イガグリガニは明るい紅色の体色をしており、全身を鋭い棘で覆われています。(この棘は若い個体ほど長いようです。) 

タラバガニと同じように鋏脚を含めて、脚が全部で8本しか見えません。(第5歩脚が内側に隠れて見えない)

 

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球状の体型をしており、イガグリのように見えることが名前の由来となっています。

この棘に覆われた形状をしている事で外敵から襲われることは少ないようです。

 

和名 イガグリガニ
学名 Paralomis hystrix
英名  
十脚目(Decapoda)
タラバガニ科(Lithodidae)
エゾイバラガニ属(Paralomis)
分布 東京湾~九州
生息環境 深海

イガグリガニは東京湾~九州の水深200~400mの深場に生息しています。(以前は日本湖油種と言われていましたが、ニュージーランド近海でも採集例があるようです。)

11~12月が放卵期です。

底引き網で漁獲されることがありますが、まとまった数は獲れず、産地で消費されることがほとんどです。

食用として利用されていますが、安価で流通し塩ゆでや蒸して調理します。

イガグリガニを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

イガグリガニを展示しているJAZA加入の施設は13ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

イガグリガニと沼津深海水族館

沼津深海水族館では2Fエリアにてイガグリガニを展示しています。

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沼津深海水族館では上のような暗い水槽でイガグリガニを展示しており、複数の個体が展示されています。

沼津深海水族館は深海の生物をメインに展示している珍しい施設で、深海に生息する変わった甲殻類も多く展示されています。

イガグリガニと名古屋港水族館

名古屋港水族館では深海ギャラリーにてイガグリガニを展示しています。

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名古屋湖水族館では上のような水槽でイガグリガニが単独で展示されていました。

深海ギャラリーでは深海に生息する生物の他に深海の生物の骨格標本なども展示されています。

イガグリガニが展示されている水槽の近くではヒラアシクモガニ、オオコシオリエビ、オキナエビ、キホウボウ、ムラサキヌタウナギなどが展示されていました。

イガグリガニを展示している施設の一覧

イガグリガニを展示しているJAZA加入の施設は13ヵ所です。

小樽水族館 福島海洋科学館 鴨川シーワールド
サンシャイン水族館 葛西臨海水族園 しながわ水族館
八景島シーパラダイス 東海大海洋博物館 名古屋港水族館
鳥羽水族館 志摩マリンランド 大阪海遊館
大分マリーンパレス    

イガグリガニは東京湾~九州に生息しているカニですが、展示している施設は関東~近畿に偏っています。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。