アカコンゴウインコは名前の通り、赤色の部分が多いコンゴウインコの仲間で、中米の一部や南米北部の熱帯雨林に分布しています。
単純に「コンゴウインコ」と呼ばれる事もあります。
アカコンゴウインコについて!
アカコンゴウインコは最大で体長1m近くにまで成長するオウム目インコ科コンゴウインコ属の鳥です。
アカコンゴウインコは羽の多くが赤色をしており、黄色や青色、緑色の羽も混ざっています。
けたたましい「キーキー」という鳴き声を出します。
顔は白色の部分があり、これは上側の嘴まで繋がっています。
嘴の下側は黒色をしており、若い個体は目が黒色で成体は黄色っぽい目をしているようです。
一般的には単独orペアで行動しますが、場合によっては群れを作る事もあります。
よく似た種類にベニコンゴウインコという種類がいます。
上の写真はベニコンゴウインコです。
アカコンゴウインコとの違いは雨覆羽が青色になる点、顔に赤色の筋が多く入る事で見分ける事ができます。
食性は草食でナッツ類などの植物の種子や果実、花の蜜などを食べています。
和名 | アカコンゴウインコ |
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学名 | Ara macao |
英名 | Scarlet Macaw |
目 | オウム目(Psittaciformes) |
科 | インコ科(Psittacidae) |
属 | コンゴウインコ属(Ara) |
分布 | メキシコ東部~ペルー、ブラジル |
生息環境 | 熱帯雨林 |
アカコンゴウインコはメキシコ東部~ペルー、ブラジルのアマゾン川流域にまで分布しています。
木の洞に2~4個の卵を産卵し、25日程度で孵化します。
生息環境の破壊やペット目的での乱獲により生息数は激減しています。
現在はワシントン条約付属書Ⅰに掲載されており、捕獲する事は規制されていますが、群れごと捕獲する事で大金を得る事ができため、密漁者に狙われる事があります。(空港等で摘発される事があります。)
ペット用には飼育下繁殖個体が流通しており、数十万円~と高値で販売されています。
大型のインコで個人で飼育するのは難易度が高いですが、人に良く懐く正確と綺麗な見た目から人気の高い種類です。(体が大きいため、鳴き声も大きいです。)
アカコンゴウインコを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アカコンゴウインコを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
アカコンゴウインコと東山動物園
東山動物園ではバードハウスにてアカコンゴウインコを展示しています。
東山動物園では複数のアカコンゴウインコを展示しており、私が訪れた際は上のように木の実を咥えて食べていました。
バードハウス内ではアカコンゴウインコの他にホオジロカンムリヅル、インドクジャク、クロエリセイタカシギなどが展示されています。
バードハウス近くにある鳥を展示しているエリアで多くのコンゴウインコを展示しており、ヒメコンゴウインコ、アカビタイヒメコンゴウインコ、アオキコンゴウインコ、ミドリコンゴウインコなどを展示していました。
アカコンゴウインコを展示している施設の一覧
アカコンゴウインコを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。
おびひろ動物園 | 釧路市動物園 | 大森山動物園 |
羽村市動物公園 | 千葉市動物公園 | 市原ぞうの国 |
高岡古城公園動物園 | いしかわ動物園 | 茶臼山動物園 |
シャボテン動物公園 | 日本平動物園 | 東山動物園 |
京都動物園 | アドベンチャーワールド | 王子動物園 |
神戸どうぶつ王国 | 姫路セントラルパーク | とべ動物園 |
安佐動物公園 | 到津の森公園 | 長崎バイオパーク |
熊本市動植物園 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。