クロトキは頸部~頭部が黒色をしているトキ科の鳥で、中国東部や東南アジア、インド周辺などに分布しています。
日本にも冬期に稀に飛来します。
クロトキについて!
クロトキは全長70cm程度にまで成長するペリカン目トキ科クロトキ属の鳥です。
クロトキは白色の羽毛に覆われており、頸部~頭部にかけては裸出しており、黒色をしています。
英語では「Black-headed Ibis 」と呼ばれており、黒色の頭部が由来になっています。
食性は肉食で魚類、昆虫に捕食しています。
上のように細長い形状をしている嘴を器用に動かす事ができます。
和名 | クロトキ |
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学名 | Threskiornis melanocephalus |
英名 | Black-headed Ibis |
目 | ペリカン目(Pelecaniformes) |
科 | トキ科(Threskiornithidae) |
属 | クロトキ属(Threskiornis) |
分布 |
中国東部、東南アジアなど |
生息環境 | 湖沼、水田、干潟 |
クロトキは中国東部、東南アジアの一部、インド、スリランカに分布しています。
中国東部やインド、スリランカで繁殖を行い、東南アジア等で越冬しています。
日本には冬期に稀に飛来しますが、昔は日本でも繁殖を行う個体がいたとされています。(江戸時代の絵画に描かれているため)
群れを形成し、繁殖も集団で行うことが多いです。
他のサギの仲間とコロニーを形成し、草や枝を使って巣を作ります。
クロトキを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
クロトキを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
クロトキと多摩動物公園
多摩動物公園ではウォークインバードケージにてクロトキを展示しています。
多摩動物公園では鳥が展示されている展示場内に入る事ができるウォークインバードケージと呼ばれる展示場でクロトキが展示されており、ケージ越しではなく直接見ることができます。
特にクロトキとクロツラヘラサギが多く展示されており、タイミングによっては人間が歩く歩道に出てくる事もあります。
クロトキが展示されている展示場ではクロツラヘラサギ、カルガモ、コクガン、マガモ、カルガモ、ツクシガモが展示されています。
クロトキと井の頭自然文化園
井の頭自然文化園ではツルエリアにてクロトキを展示しています。
井の頭自然文化園では複数のクロトキが展示されており、嘴を器用に使って木の枝を2羽で掴んでいました。
このエリアではタンチョウ、クロツラヘラサギ、ツクシガモ、ヒドリガモなどが展示されています。
クロトキを展示している施設の一覧
クロトキを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。
宇都宮動物園 | 大宮公園 | 東武動物公園 |
多摩動物公園 | 井の頭自然文化園 | 大島公園 |
いしかわ動物園 | 熱川バナナワニ園 | 日本平動物園 |
到津の森公園 | ネオパークオキナワ |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。