ゴイサギは世界中の幅広い地域に分布しているサギの仲間です。
本種の和名は後醍醐天皇が池にいた本種を捕えるように家来に命令し、逃げる事もなく神妙であるという事で五位の位を賜った事から五位の鷺⇒ゴイサギとなりました。
ゴイサギについて!
ゴイサギは全長60cm程度にまで成長するペリカン目サギ科ゴイサギ属の鳥です。
ゴイサギは上面は青っぽい灰色、下面は白色の羽毛、白色の長い冠羽をしています。
嘴は黒色で、虹彩は赤色、脚は黄色がかった灰色をしています。
幼鳥は上面は茶褐色の羽毛で覆われ、黄色の斑紋が入っています。
この事から「ホシゴイ」と呼ばれる事もあります。
食性は肉食で魚類、昆虫、両生類、甲殻類等を捕食しています。
和名 | ゴイサギ |
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学名 | Nycticorax nycticorax |
英名 | Black-crowned night heron |
目 | ペリカン目(Pelecaniformes) |
科 | サギ科(Ardeidae) |
属 | ゴイサギ属(Nycticorax) |
分布 |
アフリカ大陸、北米大陸、南米大陸など |
生息環境 | 河川、湖沼、水田、海岸 |
ゴイサギはアフリカ大陸中部以南、北米大陸南部、南米大陸、ユーラシア大陸南部、東南アジア、日本などに分布しています。
幅広い地域に分布していますが、2亜種に分類されています。
河川、湿地、湖沼などに分布しており、水辺近くで小さな群れを作ります。
樹上の上に営巣し、1年に1~2回繁殖を行い、1度に3~6個の卵を産みます。
養殖場や魚類を飼育している魚等を食べる場合があり、害鳥として扱われる事もあります。
ゴイサギを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ゴイサギを展示しているJAZA加入の施設は16ヵ所となっています。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ゴイサギと札幌円山動物園
札幌円山動物園では総合水鳥舎にてゴイサギを展示しています。
札幌円山動物園では多くのゴイサギを展示しており、地上部やケージの上の方にも多く見ることができました。
同じ展示場内ではシュバシコウ、アオサギを展示しています。
総合水鳥舎ではコウノトリ、ショウジョウトキ、アカツクシガモ、フンボルトペンギンなどが展示されています。
ゴイサギと井の頭自然文化園
井の頭自然文化園では分園のサギエリアにてゴイサギを展示しています。
井の頭自然文化園では複数のゴイサギを展示しており、木の上に器用に掴まっている姿を見ることができました。
同じ展示場ではミヤコドリ、ソリハシセイタカシギを展示しています。
エリア内ではアオサギ、チュウサギ、コサギが展示されています。
ゴイサギを展示している施設の一覧
ゴイサギを展示しているJAZA加入の施設は16ヵ所となっています。
円山動物園 | 大崎公園子供動物園 | 井の頭自然文化園 |
野毛山動物園 | 富山ファミリーパーク | いしかわ動物園 |
茶臼山動物園 | 飯田動物園 | 天王寺動物園 |
王子動物園 | 姫路動物園 | 大阪海遊館 |
徳山動物園 | 大牟田動物園 | 沖縄こどもの国 |
ネオパークオキナワ |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。