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動物園鳥図鑑-クロヅル(Grus grus)

クロヅルはユーラシア大陸の中部を中心に分布しています。

日本には冬になると少数が出水などに渡来してきます。

 

 

クロヅルについて!

クロヅルは全長1.2m程度にまで成長するツル目ツル科ツル属の鳥です。

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クロヅルは胴体部分が灰色をしており、頸部~喉まで黒色をしています。

目の後方は白色をしており、頭頂部付近は赤色、脚は黒色をしています。

幼鳥は全体的に淡灰褐色をしており、頭頂部の赤色の部分がありません。

 

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虹彩は赤や橙色、黄色をしており、嘴は黄褐色をしています。

食性は雑食で植物、昆虫、爬虫類、鳥類、甲殻類などを捕食しています。

 

和名 クロヅル
学名 Grus grus
英名 Common crane
ツル目(Gruiformes)
ツル科(Gruidae)
ツル属(Grus)
分布

スカンジナビア半島~シベリア東部等

生息環境 湿地、河川、草原

クロヅルはヨーロッパ北部~ウラル山脈以西、シベリア西部、ウイグル自治区、モンゴルなどで繁殖し、ヨーロッパ南部、アフリカ西部、インド北部、朝鮮半島、日本(鹿児島)などに飛来し越冬します。

以前はヨーロッパ全域で繁殖していましたが、現在は西ヨーロッパの繁殖地は消滅しています。

・ヨーロッパクロヅル(Grus grus grus)

・アジアクロヅル(Grus grus lilfordi)

の2亜種に分類されており、日本に飛来するのはアジアクロヅルです。

湿原、草原、河川などに生息しています。

ペアで草や茎を使った直径1m程度の巣を作り、2個の卵を産みます。

約1ヵ月の抱卵で孵化し、孵化から約70日で飛翔する事ができます。

自然下ではナベヅルとの交雑種が確認されています。

クロヅルを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

クロヅルを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

クロヅルと井の頭自然文化園

井の頭自然文化園ではツルエリアにてクロヅルを展示しています。

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井の頭自然文化園では上のように草原のような展示場でクロヅルを展示しています。(東山動物園生まれの個体が2012年に来たようです。)

井の頭自然文化園では首都圏で唯一クロヅルを展示している施設です。

同じ展示場内でタンチョウを展示しています。

クロヅルと東山動物園

東山動物園ではキジ・ツル舎にてクロヅルを展示しています。

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東山動物園では上のようにケージの中で展示されており、近くで見ることができます。

東山動物園ではクロヅルの繁殖にも成功しており、他の動物園へと譲渡する事もあります。

このエリアではクロヅルの他にタンチョウ、アネハヅルが展示されていました。

クロヅルを展示している施設の一覧

クロヅルを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。

井の頭自然文化園 小諸動物園 群馬サファリ
シャボテン動物公園 東山動物園 久留米鳥類センター
長崎バイオパーク 平川動物公園  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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