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動物園鳥図鑑-トビ(Milvus migrans)

トビは日本で最も一般的なタカの仲間で、「鳶が鷹を産む」、「鳶に油揚げをさらわれる」などの ことわざにも使用されています。

日本では留鳥として1年中見られます。

 

 

トビについて!

トビは全長65cm程度にまで成長するタカ目タカ科トビ属の鳥です。

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トビは全身が茶褐色をしており、 飛んでいる姿を下から見た場合、翼の先端部分付近に白色の斑紋があります。

「ピーヒョロロ~」といった感じの特徴的な鳴き声を発します。

 

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多くの個体が同じ上空を円を描くように飛行している事がありますが、群れを作る事はほとんどありません。(上昇気流が発生しやすい場所に集まりやすいようです。)

海辺でも多くの個体が見られ、カモメなどに混ざって餌を奪う事もあります。 

 

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食性は肉食で小型の哺乳類、爬虫類、両生類、魚類、動物の死骸などを捕食しています。

他のタカがの仲間が生きた獲物を狩猟するのに比べ、トビは死骸を食べる割合が高いです。

ノスリによく似ていますが、ノスリの腹部が白色になるのに対し、トビは茶褐色をしている事で見分けることができます。

 

和名 トビ
学名 Milvus migrans
英名 Black Kite
タカ目(Accipitriformes)
タカ科(Accipitridae)
トビ属(Milvus)
分布

ユーラシア大陸、アフリカ大陸

など世界中に幅広く分布

生息環境 森林、岩場、海辺

トビはユーラシア大陸中部~南部、アフリカ大陸中部~南部、オーストラリア、東南アジアの一部など幅広く生息しています。

現在では7亜種に分けれており、日本には(Milvus migrans lineatus)が留鳥として分布しています。

漁港などの海辺に多く見られますが、森林や高地など幅広い環境で見られます。

タカ目の中で最も個体数が多い種類だと言われており、世界全体では600万羽近くが生息していると考えられています。

一般的に樹上に営巣し、一度に1~3個の卵を産卵します。

トビを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

トビを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

トビと札幌円山動物園

札幌円山動物園ではフクロウとタカの森エリアにてトビを展示しています。 

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私が訪れた際は上のように翼を広げたまま固まっており、数分もの間ポーズを維持して写真を撮りやすい?ように角度を変更してくれていました。

日光浴的な感じなのでしょうか??

写真のように奥の方はやや暗いですが、複数の個体が展示されていたため、観察しやすいと思います。

隣のケージでは外見の似ているノスリが展示されており、外見の違いを見比べる事ができます。

トビを展示している施設の一覧

トビを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。

円山動物園 旭山動物園 おびひろ動物園
釧路市動物園 桐生が岡動物園 大崎公園子供動物園
大島公園 江戸川区自然動物園 夢見ヶ崎動物公園
須坂動物園 飯田動物園 大町山岳博物館
アドベンチャーワールド 姫路動物園 姫路セントラルパーク
池田動物園 高知アニマルランド 安佐動物公園
徳山動物園 ときわ動物園 久留米鳥類センター
九十九島動植物園 平川動物公園  

日本で最も一般的に見られるタカで、展示施設も多い種類です。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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