鳥図鑑-オウサマペンギン(Aptenodytes patagonicus)

オウサマペンギンはペンギンの仲間で2番目に大きくなる種類で、やや暑さへの耐性があるため、動物園で飼育していることもあります。

体が大きく俊敏には動けないイメージがあるかもしれませんが、繁殖期以外は外洋で生活しており300m以上の潜水を行った記録もあります。

 

 

オウサマペンギンについて!

オウサマペンギンは95cm,体重15kg程度まで成長するペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属の鳥です。

オウサマペンギンはコウテイペンギンに次いでペンギンの仲間で2番目に大型に成長する種類です。

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オウサマペンギンは体長に対して嘴の長さが長く、橙色をしています。

嘴の大きさはペンギンの仲間でも最大です。

背中は灰色をしており、腹側は白色、頭部は黒色をしており、正面の首の部分は黄色になります。

見た目はコウテイペンギンとよく似ていますが、頭部〜嘴にかけて橙色が強いこと、首元の模様の違いなどで見分けることができます。

 

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食性は肉食で主にハダカイワシの仲間を捕食し、イカや甲殻類も捕食します。

 

和名 オウサマペンギン
学名 Aptenodytes patagonicus
英名 King penguin
ペンギン目(Spheniscidae)
ペンギン科(Spheniscidae)
オウサマペンギン属(Aptenodytes)
分布

フォークランド諸島、プリンス・エドワード諸島等

生息環境 岩礁

オウサマペンギンは南大西洋とインド洋の南緯45~55度にかけて繁殖地があり、繁殖期以外は繁殖地周辺の外洋を泳いでいますが、稀にニュージーランドやタスマニア島にも姿を現すことがあります。

繁殖地は南大西洋ではフォークランド諸島、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ島、インド洋ではプリンス・エドワード諸島、クローゼー諸島、オークランド諸島等です。

オウサマペンギンには2亜種が確認されており、

・ヒガシキングペンギン(Aptenodytes patagonicus patagonicus)

南大西洋で繁殖する個体群です。

・ニシキングペンギン((Aptenodytes patagonicus halli)

インド洋で繁殖する個体群です。

国内の展示では区別されることはなく、オウサマペンギンとして展示されています。

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繁殖期以外は外洋で生活していることもあり、泳ぎも達者で平均8.4km/hで平均7~8分ほども潜水することがあります。

潜水時間も長いですが、潜水水深も深く最深で344.4mまで潜った記録があります。

繁殖期はヒナへ給餌する分も含めて1日で3kg以上の餌を捕えます。

産卵は12月~1月で、繁殖地に多くのペンギンが集まります。

繁殖のペースが独特で、毎年繁殖を行うわけではなく2年に1度や3年に2度繁殖を行います。

他のペンギンでは前年ペアを組んだ個体同士で再びペアを組むことが多い種類も多いですが、オウサマペンギンは前年と同じペアを組むのは2割以下だと言われています。

孵化したヒナは親鳥がしばらくは世話をしますが、餌が少なくなる冬には給餌をほとんど行わなくなります。

その間にヒナはピーク時から半分ほどまで体重を落とし、冬までに体重を増やすことができなかった遅く産卵されたヒナは生き残ることができません。

餌が増える夏になると再び親鳥が餌を与えるようになります。

同じオウサマペンギン属のコウテイペンギンよりも暑さに耐性があり、国内では動物園でも飼育されることがあります。

同種間では縄張り意識を持ちますが、生息地の重なるジェンツーペンギンやマゼランペンギンに対して攻撃的な態度を取ることはありません。

オウサマペンギンは水族館・動物園で展示されることがあり、飼育下で40年近く生きた記録もあります。

オウサマペンギンを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

オウサマペンギンを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

オウサマペンギンとアクアパーク品川

アクアパーク品川では他のペンギンが展示されている展示場内で一緒に展示されています

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アクアパーク品川ではオウサマペンギン、ジェンツーペンギン、キタイワトビペンギン、ケープペンギンの4種類のペンギンを展示しています。

屋内で展示しているため、4種類のペンギンを一年中見ることができます。

泳ぐ姿はきれいに見えますが、陸上部分のガラスはペンギンたちが動いたことで水滴が付くので写真は撮りにくいです。

オウサマペンギンと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では寒い時期限定でペンギンプールにてオウサマペンギンを展示しています。

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葛西臨海水族園は野外にペンギンの展示エリアがある関係上、暑い時期はバックヤードで飼育しているため見ることができません。

フンボルトペンギンとフェアリーペンギンは通年展示されています。

寒くなるとミナミイワトビペンギンとオウサマペンギンも出てくるため、ペンギンを見たい場合は公式の発表を待ってから訪れるのが良いです。

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葛西臨海水族園では大量のフンボルトペンギンを飼育しており、群れになってプール内を泳ぐ姿は圧巻です。

オウサマペンギンを展示している水族館の一覧

オウサマペンギンを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。

旭山動物園 登別ニクス 東武動物公園
鴨川シーワールド 葛西臨海水族園 アクアパーク品川
八景島シーパラダイス 豊橋動物園 東山動物園
越前松島水族館 南知多ビーチランド アドベンチャーワールド
天王寺動物園 大阪海遊館 城崎マリンワールド
とべ動物園 しまね海洋館 ペンギン水族館

オウサマペンギンを展示している施設は全国各地にあり、JAZA加入に施設していない施設での展示も多いです。

北方に生息するペンギンの中では暑さへの耐性があるため動物園での展示も多い種類で旭川動物園、東武動物公園、豊橋動物園、東山動物園、アドベンチャーワールド、とべ動物園で飼育されています。

それに比べてコウテイペンギンは暑さへの耐性がないので、動物園では展示されていません。

 

ここまで

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