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動物園鳥図鑑-エジプトハゲワシ(Neophron percnopterus)

エジプトハゲワシは死肉を漁るスカベンジャーで、ハゲワシの仲間ですが頭部はフサフサとした羽毛が生えています。

ダチョウの卵を石を使って割る事で有名な鳥ですが、展示している動物園は千葉市動物公園、神戸どうぶつ王国の2施設のみとなっています。

 

 

エジプトハゲワシについて!

エジプトハゲワシは全長65cm程度にまで成長するタカ目タカ科エジプトハゲワシ属の鳥です。

エジプトハゲワシ属は本種のみで構成されています。

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エジプトハゲワシは全身が白色の羽毛で覆われており、(亜種によっては薄い茶褐色の羽毛に覆われています。)

頭部は黄色や黄褐色をしており、ハゲワシという名前のが付いていますが、頭部はフサフサとした羽毛に覆われています。

 

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食性は肉食で動物の死骸や鳥類等の卵を捕食しています。

本種は死肉を漁る鳥類としては小型なため、他の鳥類などが漁った後の残りを食べる事が多いです。

石を使ってダチョウの卵を割って食べる事で知られており、石を咥えて上空から卵めがけて石を落とします。

 

和名 エジプトハゲワシ
学名 Neophron percnopterus
英名 Egyptian vulture
タカ目(Falconiformes)
タカ科(Accipitridae)
エジプトハゲワシ属(Neophron)
分布

ヨーロッパ南部、インド

中東、アフリカ大陸中部など

生息環境 サバンナ、砂漠

エジプトハゲワシはヨーロッパ南部、インド、中東、アフリカ大陸中部など飛び地的に分布しています。

3つの亜種に分類されています。

草原やサバンナ、砂漠から人家の近くまで幅広い環境に生息しています。

崖の棚状になっている場所などで産卵を行い、一般的に2つの卵を数日間ずらして産卵します。

古代エジプトでは神の使者としてあがめられており、神殿内で飼育される事もあったようです。

現在は送電線との衝突、狩猟、銃弾で殺害された個体を食べる事による鉛中毒などにより生息数は減少しており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。

エジプトハゲワシを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

エジプトハゲワシを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

エジプトハゲワシと千葉市動物公園

千葉市動物公園では鳥類・水系ゾーンにてエジプトハゲワシを展示しています。

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千葉市動物公園では上のように白色とカフェオレのような色の2羽が展示されており、2羽とも近くを歩いていたので仲は良さそうでした。

エジプトハゲワシを展示している数少ない施設のため、訪れた際は是非観察していただきたいです。

このエリアではエジプトハゲワシの他にヘビクイワシ、オジロワシといったタカ目を展示しています。

エジプトハゲワシを展示している施設の一覧

エジプトハゲワシを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。

千葉市動物公園 神戸どうぶつ王国  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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