今回は北海道にある水族館のうち、唯一トンネル形式の水槽を設置している登別マリンパークニクスのトンネル水槽を紹介していきます。
登別マリンパークニクスでは寒流水槽と暖流水槽という展示されている種類が異なる2つのトンネル水槽が設置されています。
目次
登別マリンパークニクスのトンネル水槽について
登別マリンパークニクスは北海道では唯一となるトンネル水槽を設置している水族館となっています。
動物園まで含めると旭山動物園にペンギンのトンネル水槽?があります。
私がトンネル内を歩いている際はペンギンがトンネルから見えることはありませんでしたが、タイミングが良いと水中を泳ぐペンギン達を見る事ができます。
登別マリンパークニクスでは、シンボルでもあるニクス城内の最後の方にトンネル水槽が2つあります。
北海道の水族館の中では北海道色があまり強くない水族館で、定期的に行われるペンギンのパレードが人気のイベントです。
ニクス城の中に入ると、最初にクリスタルタワーと呼ばれている縦長の水槽があり、エスカレーターを使って上の方へと上がっていきます。
この細いエスカレーターに2階乗る必要があるのですが、高所恐怖症の私としては恐怖でした…
エスカレーターを登りながらもトンネル水槽を上から見ることができます。
寒流水槽と暖流水槽という2つの両極にあるトンネル水槽を設置しており、それぞれのトンネル水槽について紹介していきます。
登別マリンパークニクスのトンネル水槽①寒流水槽
寒流水槽は2つあるトンネル水槽のうち最初にある水槽で
長さ | 10m |
---|---|
水量 | 300t |
水温 | 10℃ |
と、暖流水槽と比較するとやや小さい水槽ですが、展示種類は寒流水槽の方が多いです。
寒流水槽という名前から分かるように、水温が低い海域で見られる魚が多く展示されています。
低水温の環境で見られる根魚が多く、水槽内を活発に泳ぐ魚は少ないです。
この水槽はとにかく暗く、深海生物を展示しているのかと思ってしまう水槽です。
一部ライトが当たっている場所があるので、その近くで観察すると見やすいです。(寒流水槽では活発に泳ぐ魚は少ないですが…)
カップルにとっては暗い方が雰囲気が良いのかも…。
寒流水槽の中で展示されている生物の中で最も大きいのが、ダウリアチョウザメでしょうか。
この大きな魚を3週目まで見逃すくらいには暗かったです…(私の視力が良くないのもあるかもしれませんが…><)
特徴的な模様をした北海道らしい魚、シマゾイも展示されています。
クロソイ、アイナメ、エゾメバル、ヨコスジカジカ、マツカワ、ホッケなど北方で多く見られる魚も展示されています。
ホッケが背鰭を開いている姿は初めて見ました。暗いからこそ見れたのかも?しれません。
一番最初に紹介したダウリアチョウザメは地面から動きませんでしたが、上のアブラボウズは水槽内を活発に泳いでいました。
寒流水槽は暗い水槽ですが、意外と大型の魚も展示されているため探してみてください。
水槽内のレイアウトは非常にシンプルで、海藻が一部植えて他に岩が少し置いてある以外は何もありません。 魚がガラス面近くで休んでいる事も多いです。
良く見ると愛嬌のある顔をしている魚が多いので、暗くて見にくいですがゆっくり観察してみてください。
登別マリンパークニクスのトンネル水槽①暖流水槽
暖流水槽は寒流水槽の次にある水槽で、
長さ | 16m |
---|---|
水量 | 620t |
水温 | 20℃ |
と水量で換算すると寒流水槽の倍以上の規模の水槽となっています。
寒流水槽に比べると水槽内が明るく(それでも暗めですが、写真はコチラの方が断然撮りやすいです。)、大型魚も展示されている迫力のある水槽となっています。
620tと大型の水槽ですが、展示種類が少なく約10種類程度が展示されています。
展示種類が少ない分、マアジやシマアジは群れを作って固まって泳ぐ姿を見ることができます。
水槽の主役はギザギザの歯が怖いシロワニです。
こちらの水槽も暗めですが、寒流水槽と比べると泳ぎ回る魚が多くガラス面近くで見ることができる機会が多く観察しやすいです。
シロワニを頭上に見ることができる水槽は他に知らないのですが、非常に迫力のある姿を見ることができます。
個人的にオススメなのが、他の水族館でも見られないようなシマアジの大群です。
大きな群れを作ってトンネル水槽内を泳いでおり、1つの生きもののように動く姿は必見です。
暖流水槽ではこの他にレモンザメ、ホシエイ、ハマフエフキ、マアジ、シマアジ、イサキが展示されています。
登別マリンパークニクスのトンネル水槽を見ての感想
登別マリンパークニクスのトンネル水槽を見て思ったのが「もったいない」でした。
両方の水槽とも暗い!!とにかく暗い!
私が見てきた他の水族館のトンネル水槽の中でも断トツで暗いです。
寒流水槽には多くの魚が展示されており、じっくり観察したいのですが暗くてよく見えない…
暖流水槽は620tもの大型水槽ですが、展示種類が少ない…
などという少し物足りなさもあったのですが、寒流水槽の展示種類の豊富さと暖流水槽のレモンザメ、シロワニという大型魚とシマアジの大群は見どころです!
じっくりと展示されている魚を見るのには不便な照明の暗さですが、カップルで見る分には問題ないのかもしれません。
それでも個人的には展示種類、水槽の規模が良いと思っただけに「もったいない」と感じてしまいました。
色々とマイナスな点も書きましたが、展示されている種類は魅力的で北方の魚をトンネル水槽で展示している点はユニークです。
北海道で唯一のトンネル水槽なので、興味がある方は是非訪れてみてください!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。