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水族館動物図鑑-ネズミイルカ(Phocoena phocoena)

ネズミイルカは1.5m程度の小型のクジラの仲間で、日本では北海道などで見られます。

展示している水族館は小樽水族館のみです。

 

 

ネズミイルカについて!

ネズミイルカは体長1.5~1.7m程度に成長する鯨偶蹄目ネズミイルカ科ネズミイルカ属の動物です。

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ネズミイルカは胸鰭、背鰭、尾鰭、背中、顔部が黒色・灰色をしており、口吻は突出していません。

人間には聞こえないような超音波を発しており、これを利用して餌となる魚を探知しています。

 

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水深200m以上にまで潜ることができ、呼吸時は水面で30秒程度かけて行います。

食性は肉食で魚類を主食としています。

 

和名 ネズミイルカ
学名 Phocoena phocoena
英名 Harbour Porpoise
鯨偶蹄目(Cetartiodactyla)
ネズミイルカ科(Phocoenidae)
ネズミイルカ属(Phocoena)
分布 北半球の冷帯域
生息環境 沿岸、河口 

ネズミイルカは北米大陸北東部、北西部沿岸、グリーランド、アイスランド、イギリス、フランス、スペインなどの北半球の寒冷な海域の沿岸域に生息しています。

日本では日本海北部の沿岸部で見られます。

ほとんどの場合は単独、または5頭以下の小さな群れを形成しています。

妊娠期間は10~11ヵ月程度で、普通は1度に1頭を出産します。

野生の個体数は70万頭以上と考えられており、絶滅のおそれは低いとされています。

しかし、黒海やバルト海のように個体数が減少して絶滅が心配されている地域もあります。

昔から食用や油を利用するために狩猟されていましたが、小型種であることから現在では商業的に狩猟される事はほとんどありません。

IUCNのレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。

ネズミイルカを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ネズミイルカを展示しているJAZA加入の施設は小樽水族館のみとなっています。

ネズミイルカと小樽水族館

小樽水族館では本館のネズミイルカのほのぼのプールにてネズミイルカを展示しています。

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小樽水族館では4頭のネズミイルカを飼育しています。

私が訪れた際は2頭が展示されており、照明のくらいプールの中で泳いでいるのを見ることができます。

ネズミイルカに関する資料も多く掲示されており、ネズミイルカに対しての知識を増やす事もできます。

国内の施設でネズミイルカを展示している唯一の施設なので、小樽水族館を訪れた際は是非観察してみてください。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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