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動物図鑑-ヨーロッパオオカミ(Canis lupus lupus)

ヨーロッパオオカミはユーラシア大陸を中心に広い地域に分布していましたが、イギリスなどでは駆除が進められ絶滅しています。

ヨーロッパオオカミを飼育している日本の動物園は多摩動物公園のみとなっています。(他の多くの施設では北米に分布しているシンリンオオカミが飼育されています。)

 

 

ヨーロッパオオカミについて!

ヨーロッパオオカミは体長75cm以上、体重70~80kg程度に成長するネコ目イヌ科イヌ属の動物です。

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ヨーロッパオオカミは個体によって体色が異なり、茶色、黒色、灰色、白色など多くのカラーバリエーションがあります。

オスの方がメスよりも一回り大きくなります。

食性は肉食で中型~小型の哺乳類を主食としています。

 

和名 ヨーロッパオオカミ
学名 Canis lupus lupus
英名 Eurasian wolf
ネコ目(Carnivora)
イヌ科(Canidae)
イヌ属(Canis)
分布

シベリア、中央アジア

ヨーロッパ、モンゴルなど

生息環境 森林、草原

ヨーロッパオオカミはヨーロッパ、中央アジア、シベリア、モンゴルなど幅広い地域に分布しています。

森林地帯に生息しており、群れを形成して生活しています。

中世に多くの地域で駆除が行われており、多くの地域で絶滅・個体数が激減しています。

現在では地域によっては許可のない狩猟が許可されておらず、個体数は回復傾向にあると言われています。

分布域が広いためかIUCNのレッドリストではLC(低懸念)とされています。

ヨーロッパオオカミを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ヨーロッパオオカミを展示しているJAZA加入の施設は多摩動物公園のみとなっています。

ヨーロッパオオカミと多摩動物公園

多摩動物公園ではアジアの草原にてヨーロッパオオカミを展示しています。

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多摩動物公園では5頭(4♂1♀)のヨーロッパオオカミを飼育しており、どの個体も10歳以上と高齢化しています。(飼育下での寿命は15年ほど)

アルファ個体が続けて亡くなったことあってか、群れが分裂してしまい、大放牧場に同時に出てくるのは関係が比較的良好な2頭のみとなっています。

国内で唯一、ヨーロッパオオカミを飼育している施設ですが、群れが全体的に高齢化して個体間の関係が良くない事から繁殖は難しそうです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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