アイゴは日本各地で見ることができる一般的な種類です。
アイゴは背鰭、腹鰭、臀鰭に毒を持っており、この毒は死後も失われないので注意が必要です。
アイゴについて!
アイゴは最大30cm程度に成長するアイゴ科の魚です。
日本各地で見られ、地方名が多い魚で私が住んでいた福岡では「バリ」と呼ばれていました。
体色は環境によって変化させることができるため個体差がありますが、基本的には銅褐色に白色の斑点があります。
口は小さいですが唇は分厚いです。
上の画像では背鰭は畳まれていますが、発達した背鰭を持っており毒によって身を守っています。
刺されると数時間から数週間ほど痛むようで、40℃〜60℃の湯で温めることで毒素が不活性化するので痛みが和らぐようです。
アイゴは波止場などファミリーフィッシングが行われる環境でも多く生息しており、吊り上げられることも多いのでお子様連れの方は特に注意が必要です。(私の地域では磯臭いという理由で誰も持ち帰らないためか魚影が濃ゆかったのもあり頻繁に見られました。)
アイゴは植物食が強い雑食で、藻場の藻がなくなってしまう磯焼けの原因としても名前が上がる魚です。
日本各地で見られる魚ですが、食用として利用しているのは西日本の一部で瀬戸内海周辺や沖縄等では食されているようです。
和名 | アイゴ |
---|---|
学名 | Siganus fuscescens |
英名 | Mottled spinefoot |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | アイゴ科(Siganidae) |
属 | アイゴ属(Siganus) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 岩礁・サンゴ礁 |
アイゴは西部太平洋の温帯海域に生息している種類で、岩礁地帯やサンゴ礁などで見ることができます。
沖縄では沖縄の有名な料理、マース煮に利用されています。
国内では一部地域で食用とされていますが、台湾や熱帯域では食用として重要な魚とされています。
アイゴを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年4月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アイゴはJAZA加入施設のうち、33ヵ所の施設で展示されています。
加茂水族館 | 福島海洋科学館 | 大洗水族館 |
鴨川シーワールド | 葛西臨海水族園 | しながわ水族館 |
八景島シーパラダイス | 新潟市水族館 | 上越水族博物館 |
寺泊水族博物館 | 下田海中水族館 | 東海大海洋博物館 |
のとじま水族館 | 越前松島水族館 | アクア・トトぎふ |
南知多ビーチランド | 碧南水族館 | 名古屋港水族館 |
京都水族館 | 鳥羽水族館 | 志摩マリンランド |
串本海中公園 | 大阪海遊館 | 須磨水族園 |
城崎マリンワールド | 姫路水族館 | しまね海洋館 |
玉野海洋博物館 | 桂浜水族館 | 足摺海洋館 |
宮島水族館 | 大分マリーンパレス | かごしま水族館 |
アイゴと しながわ水族館
しながわ水族館では東京湾の海水槽にてアイゴを展示しています。
この水槽では東京湾で見られる食卓や市場でもよく見かける魚が多く展示されています。
多くの魚等と一緒にアイゴも展示されており、奥行きがない横幅が広い水槽なので観察しやすいです。
カラフルな魚や大型の魚が展示されているわけではありませんが身近な魚を観察することができる個人的におすすめの水槽です。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。