ミズクラゲは国内で最も一般的に見られるクラゲで、海水浴場で見かけたり砂浜に打ち上げられている事も多いです。
ミズクラゲは毒を持っていますが、毒性は弱く多くの人は触れても痛みを感じることはないようです。(皮膚の敏感な方などは痛みを感じることがあるようです。)
ミズクラゲについて!
ミズクラゲは傘の大きさが30cmにまで成長する中型のクラゲの仲間です。
クラゲの中で最も多くの水族館に展示されているメジャーな種類で、夏になると日本沿岸でも普通に見られます。
4本の口腕を持ち、傘の縁には短い触手がびっしりと並んでいます。(上の画像で腕のように見えるのが口腕です。)
体色は白透明で、身体の内部が透けているため、観察しやすい種類です。
内部に見える4つの丸模様は生殖腺で、これを目に例えてヨツメクラゲと呼ばれることもあるようです。
泳ぐ力は強くなく、漂うように生活しています。
ミズクラゲはクラゲの中でも丈夫な種類で飼育しやすいクラゲだと言われています。
適応水温も幅広く5℃~30℃まで適応しているようです。
ミズクラゲは動物性プランクトンを主食としており、子魚を食べる事もあります。
傘を開けたり閉めたりしながら泳ぎますが、泳ぐためだけではなく体を動かすことによって循環機能を働かせる目的もあるようです。
和名 | ミズクラゲ |
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学名 | Aurelia sp. |
英名 | Moon Jelly |
目 | 旗口クラゲ目(Semaeostomeae) |
科 | ミズクラゲ科(Ulmaridae) |
属 | ミズクラゲ属(Aurelia) |
分布 | 世界中 |
生息環境 |
ミズクラゲは世界中の海に生息しています。
国内でも大量発生することがあるくらい日本各地で見ることができる種類になります。
英名の由来は傘の形や色が月のように見えることから付けられています。
ミズクラゲは世界各地で普通に見られるため、生態が分かっていない種類が多いクラゲの中でも生体が詳しく分かっている数少ないクラゲです。
水族館によっては繁殖させている施設もあり、繁殖難易度も易しいそうです。
ミズクラゲを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ミズクラゲを展示しているJAZA加入施設は42ヵ所となっています。
小樽水族館 | サンピアザ水族館 | 登別ニクス |
男鹿水族館 | 加茂水族館 | 福島海洋科学館 |
足立区生物園 | 大洗水族館 | 鴨川シーワールド |
サンシャイン水族館 | 葛西臨海水族園 | しながわ水族館 |
アクアパーク品川 | すみだ水族館 | 八景島シーパラダイス |
新潟市水族館 | 上越水族博物館 | 寺泊水族博物館 |
三津シーパラダイス | 下田海中水族館 | 東海大海洋博物館 |
魚津水族館 | のとじま水族館 | 越前松島水族館 |
碧南水族館 | 名古屋港水族館 | 京都水族館 |
鳥羽水族館 | 志摩マリンランド | 伊勢シーパラダイス |
大阪海遊館 | 須磨水族園 | 城崎マリンワールド |
姫路水族館 | しまね海洋館 | 玉野水族博物館 |
足摺海洋館 | 宮島水族館 | 海の中道水族館 |
ペンギン水族館 | 大分マリーンパレス | かごしま水族館 |
クラゲを展示しているほとんどの施設で見ることができる種類です。
大洗水族館とミズクラゲ
大洗水族館ではクラゲ展示エリアにてミズクラゲが展示されています。
円形の水槽の中で水流によってグルグルと回るミズクラゲを観察することができます。
水槽は色の変化するライトが設置されており、様々な色に変化するミズクラゲを見ることができます。
しながわ水族館とミズクラゲ
しながわ水族館のクラゲたちの世界エリアにてミズクラゲが展示されています。
しながわ水族館のミズクラゲが展示されている水槽は高さがあり、クリアな水槽となっているので観察しやすいです。
このエリアではミズクラゲの他にジェリーフィッシュやアカクラゲを見ることができます。(ジェリーフィッシュの展示は特にオススメです。)
サンシャイン水族館とミズクラゲ
サンシャイン水族館では ふわりうむにてミズクラゲが展示されています。
ふわりうむではミズクラゲを展示しているトンネル水槽があり、トンネルをくぐることができるようになっています。
頭上をクラゲが泳いでいる姿を見ることができる珍しい水槽になっているので、クラゲが好きな方にはオススメです。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。