センネンダイは最大90cmにもなる大型のフエダイの仲間で、 「千年に一度しか見れないほど珍しい」というのが由来になっていると言われています。
これは本土で漁獲できるのが稀であることが由来になっているのかもしれません。(熱帯域の魚ですが、本州や四国でも稀に見られるようです)
センネンダイについて!
センネンダイは最大で90cmに達すると言われている大型のフエダイの仲間です。(フエダイ科の中でも最大種の1種です)
センネンダイは成長過程によって大きく模様が変わる魚としても知られています。
上の個体のように、若いうちは白色の身体に三本の黒い線が入っています。
この模様は「小」という漢字の形に似ています。
さらに、大きく成長した個体は全身が赤くなっていき黒い模様は薄れていきます。
この個体から更に成長すると真っ赤になる個体も出てくるようです。(「小」という漢字に似た模様も消えてしまいます)
正面から見ると、背ビレの先端も黒く色ついているのが確認できます。(背ビレだけでなく、尾ビレや尻ビレの先端も黒い縁が確認できます)
センネンダイは主に子魚や甲殻類等の無脊椎動物を食べているようです。
和名 | センネンダイ |
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学名 | Lutjanus sebae |
英名 | Emperor red snapper |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | フエダイ科(Lutjanidae) |
属 | フエダイ属(Lutjanus) |
分布 |
インド洋~太平洋 |
生息環境 |
センネンダイは沖縄や鹿児島等では高級魚として流通しており、食用として利用されています。
とても美味な魚で、他の地域でも食用として利用されているようです。(一部地域ではシガテラ中毒の報告もあります。)
インド洋~太平洋の熱帯域に分布しており、水深の浅い海域から水深200m近くまでのサンゴ礁や岩礁地帯で見られます。
英名は「Emperor red snapper 」というカッコイイ名前で呼ばれおり、これは成熟しきった真っ赤な個体が由来になっていると考えられます。
センネンダイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
センネンダイはJAZA加入の施設のうち、13ヵ所にて展示されています。
鴨川シーワールド | しながわ水族館 | 寺泊水族博物館 |
のとじま水族館 | 越前松島水族館 | 宮津水族館 |
志摩マリンランド | 伊勢シーパラダイス | 大阪海遊館 |
城崎マリンワールド | 玉野海洋博物館 | 海の中道水族館 |
美ら海水族館 |
しながわ水族館とセンネンダイ
しながわ水族館では、トンネル水槽にてセンネンダイを展示しています。
トンネル水槽内には複数個体展示されているようで、私が訪れた際は赤っぽい個体と白と黒の個体を見ることができました。(2020年2月)
名前のインパクトもある魚で、迫力のある見た目をしているので是非見つけ出して観察してみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。