今回紹介する魚は猛毒を持つ魚として有名なソウシハギです!
猛毒を持つことで知られていますが、内蔵以外に毒を持たないので沖縄では食用となる場合もあるようです。
ソウシハギについて!
ソウシハギは最大で1mにもなる大型のカワハギ科の仲間です。
40cmくらい?のソウシハギです!
クリーム色のベースに青色の蛍光色の模様が入った毒々しい見た目をしていますが、シルエットは食用となるウマヅラハギと酷似しているため、三重県にてスーパーでカワハギとソウシハギを間違えて販売する事件が起こりました…
内蔵を食べなければ無毒なため、購入された方も無事だったようです。(沖縄等では良く食べられているので、内臓が綺麗に取り除かれていれば美味しく食べられるようですが、危険なので素人の方は基本的には食べない方が良いかと思います。)
一番上の個体よりも小さなソウシハギです。
先程の個体のような毒々しい見た目ではなく、岩や枯れた海藻に擬態できるような模様をしています。
ソウシハギの毒の強さはフグの70倍とも言われており、魚の中でも強力な毒を持つ種類です。
ウマヅラハギと間違って食べてしまわないように注意してください!
※温暖化の影響で昔は見られなかった地域でも見られるようになっており、注意が必要です。
和名 | ソウシハギ |
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学名 | Aluterus scriptus |
英名 | Scrawled filefish |
目 | フグ目(Tetraodontiformes) |
科 | カワハギ科(Monacanthidae) |
属 | ウスバハギ属(Aluterus) |
分布 |
世界中の熱帯海域 |
生息環境 | 海藻等 |
水温が18度以上の温かい海域に広く分布しているようです。(それよりも低い水温では死んでしまうようです…)
ソウシハギという名前の由来には、「体の模様が草紙にいたずら書きしたように見えるため」、「藻に姿を隠すようにしているため」という説があります。
英名の「Scrawled filefish」は 走り書きをしたカワハギ という意味です!
filefish=カワハギって面白いですね!
ソウシハギを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ソウシハギはJAZA加入の施設のうち12ヶ所で展示されています。
鴨川シーワールド | しながわ水族館 | 八景島シーパラダイス |
下田海中水族館 | のとじま水族館 | 名古屋港水族館 |
鳥羽水族館 | 志摩マリンランド | 大阪海遊館 |
桂浜水族館 | 大分マリーンパレス | 美ら海水族館 |
鴨川シーワールド(千葉県)よりも北では見ることができません。
ソウシハギと しながわ水族館
しながわ水族館では、海の宝石箱にてソウシハギを展示しています。
上層付近を泳いでいる姿を観察することができます!
この水槽には大きなソウシハギと小さめのソウシハギの2個体が展示されています。
ソウシハギの背景に見えるカラフルな魚達が見えるように、カラフルなサンゴ礁の魚が多く展示されているオススメの水槽です。
初めて見た時は華やかな水槽に おっかない魚が泳いでいるな~と思いました!
鑑賞する分には綺麗な模様をした魚ですので、是非ゆっくり観察してみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。